(株)アミタ持続可能経済研究所が、他2団体との共同申請で、大分県竹田市の「H29竹田市分散型エネルギーインフラプロジェクト・マスタープラン策定事業に係る調査及び報告書作成支援業務」を受託
アミタホールディングス(株)の事業会社である (株) アミタ持続可能経済研究所(以下、アミタ持続研)は、(一社)日本有機資源協会(以下、JORA)を申請者とする共同申請者として、大分県竹田市から「H29竹田市分散型エネルギーインフラプロジェクト・マスタープラン策定事業に係る調査及び報告書作成支援業務」(以下本業務)の事業実施者に9月29日(金)付けで選定されました。今後アミタ持続研は、同市にてバイオガス関連基礎調査と実現可能性調査、実証試験実施支援などの業務を実施します。事業実施期間は平成29年(2017年)10月6日より平成30年2月20日までです。
本業務の位置づけとアミタ持続研の実施業務
本業務は、JORAとアミタ持続研、(株)森のエネルギー研究所(以下森エネ)の3社による共同提案者が受託しており、その中でアミタ持続研はバイオガス発電事業の導入可能性を精査し、導入実現に向けてのマスタープラン策定を支援します。
竹田市には畜産、生ごみ、浄化槽汚泥、食品残さ等の有機系未利用資源や竹を含めた木質資源が豊富に存在します。これらのバイオマス資源はバイオガス事業および資源・熱として利活用が可能です。
本業務では、畜産糞尿を利活用するとともに、あらゆるバイオマス資源を活用した包括的なエネルギー・資源の循環を目指します。対象バイオマスの領域を広げることで事業収支および波及効果の拡充が期待でき、ひいては竹田市全体の産業振興、コミュニティ形成、およびまちづくりへの発展が期待できます。(右図の塗りつぶし部分が竹田市)
本業務におけるアミタ持続研の実施予定業務一覧 | |
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基礎調査 | バイオマス資源の調査、液肥利用の検討 |
実現可能性調査 | プラント構成の検討、事業採算性の検討、液肥利用の計画策定 |
実証試験の実施支援 | 試験計画の精査、アドバイスなど |
共同申請者の役割分担
団体 | 主な役割 |
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JORA | 全体調整 |
森エネ | 熱利用調査、プラント立地に関する調査 |
参考情報
竹田市の概要
竹田市は、大分県の南西部に位置し、くじゅう連山、阿蘇外輪山、祖母山麓に囲まれた地にあります。総面積は約477.7平方キロメートルあり、人口は約2.2万人、約10,400世帯が暮らしています。(2017年10月末時点)
竹田市の概要:https://www.city.taketa.oita.jp/outline/intro/
竹田市バイオマスタウン構想とは(平成22年(2010年)7月1日策定)
同市でのバイオマス利活用に際しては、国の施策や同市の総合計画に基づいた上で、「竹田らしさ、持続性・自立性、資金面の計画性」を重視し、導入効果の高い取り組みを優先して導入を推進していくための、基本構想です。
竹田市バイオマスタウン構想の詳細:http://www.maff.go.jp/kyusyu/kikaku/baiomasu/pdf/taketa_biomasstown.pdf
共同提案者の概要
一般社団法人日本有機資源協会(Japan Organics Recycling Association)
有機性資源の総合的な有効利用の促進を図り、持続可能な循環型社会の構築と環境保全の推進に寄与することを目的とした団体。 詳細:http://www.jora.jp/
(株)森のエネルギー研究所
木質バイオマスに特化した、エンジニアリング部門とリサーチ&コンサルティング部門の相互技術の供給で培った、独自のノウハウに基づく調査・計画を実施する株式会社。
詳細:http://www.mori-energy.jp/service/research/
アミタグループの地域支援実績
南三陸町での取り組み
宮城県南三陸町にて、2012年に一般廃棄物などの資源循環プラン立案・実証実験、木質資源活用のための実証実験を実施し、南三陸町バイオマス産業都市構想の一環として2015年10月よりバイオガス施設「南三陸BIO」を運営しています。
https://www.aise.jp/case/circulation/minamisanriku_bio.html
パラオでの動き
(株)アミタ持続研が参加する「パラオ共和国コロール州での包括的資源循環システム構築に向けた調査業務」がJICAの中小企業海外展開支援業務として採択され、パラオにおいて島まるごと資源循環モデル事業の実現にむけた調査を実施しています。
//www.aise.jp/news/releace/170704_palau_jica.html
関連情報
- アミタグループ地域デザイン事業 実績一覧
- (株) アミタ持続研、宮城県加美町のバイオマス産業都市構想策定支援業務を受託
- (株) アミタ持続研、2017年11月13日(月)に 大分県国東市にて「第2回循環教育プログラム」を実施
- アミタグループと立命館アジア太平洋大学(APU)は、9月に産官学による合同講座 「Community Based Resource Recirculation System」で、大分県国東市長訪問等を実施
アミタグループの地域デザイン事業
これまでに全国60ヵ所以上において地域支援事業を実施してきました。アミタグループは森、里、海の「もったいない」を活用した企画立案から実行、効果測定、持続可能なしくみづくりまで、真の地域再生につながるようなトータルプロデュース事業を提案・実践しています。
【アミタホールディングス(株):資本金474,920,000円(東証JASDAQ市場上場:2195)】
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アミタホールディングス株式会社 経営戦略グループ 共感資本チーム 担当: 蝦名・井口
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