アミタHD、メジャーヴィーナス・ジャパン、大栄環境HDが包括的業務提携契約に合意~サーキュラー・エコノミーの実現、資源循環システムの構築、持続可能な自然資本活用に向けて~
アミタホールディングス株式会社とメジャーヴィーナス・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役会長:鈴木孝雄)と大栄環境ホールディングス株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:金子文雄)は、持続可能社会の実現という共通の使命に基づき、企業活動と地域活動のサステナビリティを向上させる新たな社会インフラの構築に向けた包括的業務提携契約を、2018年6月28日付で締結しました。
2018年6月28日共同記者会見の様子
業務提携の概要
目的・背景
本提携は、3社が有する経営資源を最大限活用し、企業や地方自治体等に向けて、限りある資源と自然環境を保全する具体的行動を実践し、社会インフラとなる持続可能な環境サービス産業を創造することを目指しています。
SDGs、パリ協定、サーキュラー・エコノミー等、持続可能社会に向けた世界的ソリューションが進むなかで、事業を通じた社会課題の解決、さらにESG経営による企業価値の向上を目指す企業が増加しています。
また、地方自治体においては、高齢化や過疎化に伴い、コミュニティの崩壊や自然資本の劣化といった課題が深刻化しており、地域住民が主役となって資源とエネルギーを循環させるような、自立型自治共同体の仕組み構築が切望されています。
そこでこのたび、持続可能社会の実現という同じ志を持ち、独自の強みを活かしながら全国で環境サービス・CSV活動を展開する3社が緊密に連携することで、これらの社会ニーズにスピード感を持って対応し、社会のサステナビリティ向上に貢献できるものと判断しました。
締結日
2018年6月28日(木)
提携する業務内容
3社の業務提携により、今後想定される事業分野の例は以下の通りです。
具体的な業務提携内容については、今後3社で協議、検討してまいります。
提携事業例 | 提携業務例 |
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リサイクルを中心とした資源循環と廃棄物管理のトータルソリューション事業 |
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未利用資源の価値創造事業 |
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再生可能エネルギー事業 | |
その他 環境サービス産業における社会課題の対応事業 |
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上記のための広域ネットワークの形成 |
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国内事業モデルの海外輸出 |
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各社代表コメント
アミタHD:代表取締役会長 熊野 英介
地球環境問題が深刻化し、さらに先進国において「衣食住足りて孤独、不安が広がる」という、人類史上初の社会課題が顕在化しているこの時代、企業の役割は「サステナブル社会に必要なサービスを提供すること」に尽きます。この度の業務提携は、互いの強味を活かし合うことで、3社の企業価値の向上はもちろん、社会の持続性向上に資するものであると考えます。
アミタグループが有する独自の100%リサイクル技術、そして未利用資源を利活用するノウハウが、このたびの業務提携によってメジャーヴィーナス・ジャパンおよび大栄環境グループの事業や顧客企業等々に有効活用され、日本全体の廃棄物の埋立量を削減するとともに、資源・エネルギーの循環と自然資本の回復に貢献することを期待しています。
メジャーヴィーナス・ジャパン:代表取締役会長 鈴木 孝雄
アミタグループがお持ちの工場系廃棄物のリサイクル技術および全国に展開する営業拠点は、我々が持っていないハード面の強みです。また、廃棄物処理に関するコンサルティングやアウトソーシング、環境経営の支援や、地域循環モデルへの取組みなど、ソフト面についても素晴らしいものをお持ちです。
熊野会長とは何度もお話をし、アミタグループのミッションが、当社の親会社である大栄環境グループ・リバーグループとも共有する「未来の静脈産業を創造する」という我々の理念と合致していることも確認しました。
今後アミタグループとの相互補完、協力関係を築くことで、ハードとソフトの両面からのサービスをワンストップで、そして全国規模で提供していくことが可能となります。この提携をきっかけに、我が国の静脈産業の再編が加速、業界全体のサービス品質と存在価値が向上し、さらには海外展開に向けた礎となることを期待しております。
大栄環境HD:代表取締役社長 金子文雄
大栄環境グループは、事業の永続性を重視し、企業ロゴに「人・自然・産業が永続して共生する」という想いを表現しています。この理念は、50%出資企業であるメジャーヴィーナス・ジャパンはもとより、アミタグループの理念・ビジョンと共通するものであり、本事業提携は3社の既存事業の発展および新たな価値創出につながるものと確信しています。
特に、弊社が「100年企業の基盤づくり」の一環として取り組む最終処分場の延命に向けたリサイクルの推進、そして全国31か所に保有する山林(8,150ha)の適正管理とバイオマス資源の有効活用、保有林の周辺エリアにおける持続可能な地域づくり事業等が大きく進展することを期待しています。
各社の概要
アミタHD
2010年1月設立(グループ全体の設立は1977年)。東証JASDAQ市場上場(証券コード:2195)。「自然資本と人間関係資本が増加する持続可能な社会づくり」をミッションとするアミタグループの持ち株会社。子会社であるアミタ(株)は、企業・自治体の持続性を向上させる統合的な支援を実施しており、その事業領域は、サステナブルビジョンの策定・環境戦略の立案・廃棄物リサイクル・環境認証審査・生物多様性保全支援・環境管理業務のアウトソーシング等、多岐にわたる。その他、自然資本の利活用や自治体における自立型エネルギーシステムおよび循環技術の調査・開発を担う子会社や、台湾、マレーシアにリサイクルを手掛けるグループ会社を有する。
グループ取引先顧客数1,244社(行政・自治体含む)、連結売上高48億円(2017年度実績)。
本社所在地:〒604-0847 京都府京都市中京区烏丸通押小路上ル秋野々町535番地
http://www.amita-hd.co.jp/
メジャーヴィーナス・ジャパン
2015年12月にリバーHDと大栄環境HDの共同出資会社として設立(出資比率各50%)。社名にあるヴィーナス(venous)は静脈(産業)を意味する。循環資源リサイクル・廃棄物処理のトータルソリューションを事業の柱とし、各種廃棄物のリサイクル、スクラップ買取、リサイクル技術の研究開発、廃棄物管理に関する法務コンサルティング等のサービスを提供。廃棄物と有価物に分断された日本の法制度や業界の壁を乗り越えた事業展開や、シナジー効果の期待できる事業提携等を通じてスケールメリットを実現し、和製静脈メジャーを目指す。
売上高14億円(2017年度実績)。
本社所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目7番2号 東京サンケイビル15階
https://www.major-venous.co.jp/
大栄環境HD
1994年10月設立(グループ全体の設立は1979年)。2018年6月現在、同一資本会社20社、合弁会社12社で、近畿・中部圏を中心に関東圏・北海道を含め23か所で再資源化を重視した事業を展開。運営する廃棄物処理施設は、立地自治体における生活環境および公衆衛生の保全に欠かせない都市インフラとしての役割を担う。さらに、森林保全・汚染土壌処理・施設建設/運用管理・環境コンサルティング・エネルギー創造事業など、幅広い環境サービスを実施。また2016年度からは、経営ビジョンである「事業の永続性を高め、環境創造企業として進化する」を達成するため、「100年企業の基盤づくり」「資源循環の革新」「エネルギーの創出」「事業スキームの発展」「ブランド価値の創造」という5つのテーマに基づいた施策に取り組んでいる。
グループ売上高616億円(2017年度実績)。
本社所在地:〒658-0031 兵庫県神戸市東灘区向洋町東二丁目2番4
http://www.dinsgr.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
■アミタホールディングス株式会社へのお問い合わせ
経営戦略グループ 共感資本チーム 担当:藤本・井口
電話:075-277-0795(直通)/ ファックス:075-255-4527
メール:press@amita-net.co.jp■メジャーヴィーナス・ジャパン株式会社へのお問い合わせ
担当:堀口
電話:03-3526-3381 / ファックス:03-3526-3382
メール:m-horiguchi@major-venous.co.jp■大栄環境ホールディングス株式会社へのお問い合わせ
社長室 担当:手嶋・下田
電話:078-857-5176(直通) / ファックス:078-857-5279
メール:teshima10627@dinsgr.co.jp
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