アミタは宮城県南三陸町でバイオガスプラント建設工事の起工式を実施しました。本格稼働は2015年秋予定です。

アミタ(株)(以下アミタ)は、2014年7月1日に南三陸町と調印した「バイオガス事業実施計画書」の実施に向け、2015年3月25日(水)に南三陸町(宮城県本吉郡南三陸町)で南三陸バイオガスプラント建設工事の起工式を実施しました。

南三陸でのバイオガス事業の経緯と起工式の概要

南三陸町は2014年3月に「バイオマス産業都市」に認定され「同町バイオマス産業都市構想」の具現化へ向け、バイオガス事業実施に関する提案を公募し、アミタを事業主体の候補者として決定しました。2014年7月1日に同町「バイオガス事業実施計画書」の実施を目的とする協定書を取り交わし、官民連携(PPP)スキームでの事業を2015年に本格的に開始します。今回はバイオガスプラント着工にあたり起工式を実施しました。(関連リリース

起工式の概要

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当日は、施主であるアミタの他に南三陸町環境対策課をはじめ、設計および施工に関わる関係者にご参加いただきました。(写真は安全祈願の様子)

日時:2015年3月25日(水)10:00~11:00
場所:宮城県本吉郡南三陸町志津川字下保呂毛14番地の1
施主:アミタ

バイオガス事業の概要

biogas_recycling_model.jpg南三陸町の住宅や店舗から排出される生ごみやし尿汚泥など、有機系廃棄物を発酵処理し、バイオガスと液体肥料(以下液肥)を生成します。バイオガスは、発電に用いるなど施設内で利用し、液肥は肥料として農地に散布します。この事業により、これまで廃棄物として処理されていた地域生ごみの資源循環が大幅に促進されます。 (図は南三陸でのバイオガス事業の概要図です。クリックすると拡大します。)

事業規模とバイオガス施設の概要

事業規模 バイオガス施設
投資金額 4億円 敷地面積 5,945.06(平方メートル)
補助金 1.49億円を農水省からの補助金を充当
(平成26年度農山漁村第6次産業化対策整備事業) 
※2016年受取
建築物面積 954.24(平方メートル)
想定収入額 7,000~8,000万円/年(都度見直し) 処理能力 10.5t/日
委託期間 2015年より15年間 発電量 21.9万kwh/年
予定地 南三陸町より無償貸与 液肥生産量 4,500t/年
投資回収期間 7年間(~2022年) 事業主体 アミタ株式会社 南三陸町
    施設運営 アミタ株式会社

※3/26時点のリリースについて誤りがございました。申し訳ございません。

主な関連情報

アミタの地域デザイン事業

宮城県南三陸町との間で「バイオガス事業の実施協定書」の調印式を、2014年7月1日に実施

南三陸の復興を描いたルポタージュ:「未来をつなぐ人間物語」(無料電子書籍)

アミタグループでは東日本大震災以降、宮城県南三陸町の震災復興に本業で貢献するため、持続可能な包括的資源循環システムの地域デザインを同町とともに実施し続けており、現在では、日本国内でのノウハウを活用してパラオ・ベトナム(カットバ島)などでも地域の包括的資源循環システム構築のための調査を実施しています。今後もアミタは国内外の地域を資源循環モデルにデザインする一助となり、持続可能社会の形成に寄与していきます。

 

【お問い合わせ】
 アミタホールディングス株式会社 経営戦略グループ 共感資本チーム 担当:蝦名・藤本
 電話:075-277-0795(直通)/ メール:press@amita-net.co.jp
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