アミタ(株)のバイオガス施設「南三陸BIO」における産業廃棄物処分業許可取得のお知らせ

アミタホールディングス(株)の事業会社であるアミタ(株)は、宮城県南三陸町のバイオガス施設「南三陸BIO(ビオ)」において、同県による産業廃棄物処分業許可を2021年6月9日付けで新たに取得しました。

新たに取得した許可について

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南三陸BIOは2021年6月9日付けで、汚泥・廃油・廃酸・廃アルカリ・動植物性残さの5種類において、宮城県における産業廃棄物処分業許可(許可番号:00429000689)を新たに取得いたしました。(写真:南三陸BIO)

許可取得の背景

南三陸BIOは、2014年7月に同町と取り交わした「バイオガス事業実施計画書」の実施協定に基づき、2015年10月に開所、官民連携(PPP)スキームでのバイオガス事業を展開しています。(詳細はこちら

開所時から町内の家庭から出る生ごみやし尿汚泥などの有機性廃棄物を発酵処理し、バイオガスと液肥を生成。バイオガスは、施設内で発電等に利用し、液肥は、有機質肥料として地元の農地に還元してきました。2016年6月21日付けで一般廃棄物処理業許可を取得後、町内のホテルや飲食店などの事業者から生ごみの処理を受託し、同町におけるリサイクル・ループの仕組み化に寄与して参りました。地域産業におけるさらなる資源循環を促進するため、この度、新たに産業廃棄物処分業許可を取得しました。

許可取得後の展開

上記5種類の産業廃棄物処分業許可の取得により、今後は生ごみなどの一般廃棄物に限らず、食品加工業者等が事業活動において発生した産業廃棄物の受け入れが可能となり、両廃棄物を合わせて約2,000t/年以上の資源化を計画しています。

南三陸BIOの概要

設立 2015年10月16日開所(同年10月19日 初稼動)
所在地 宮城県本吉郡南三陸町志津川字下保呂毛14番地1号
敷地面積(建築物面積) 5,945㎡(954㎡)
施設能力 処理能力:10.5t/日
液肥生産量:4,500t/年
発電量:21.9万kWh/年
事業主体 アミタ株式会社
名前の由来 Best Integrated Operation(ベスト インテグレーテッド オペレーション:最適に統合された運用)と、BIO(バイオ:生命・生物)の2つの意味を掛け合わせた名称で、バイオガス技術をもとに、地域の未利用資源を活かした最適な循環の仕組みをつくる拠点を意味します。

関連リリース

2014.06.20 アミタグループ、宮城県南三陸町との間で「南三陸町バイオマス産業都市構想」の実現に向けバイオガス事業の実施協定を締結。来期より同町で官民連携(PPP)スキームでのバイオガス事業を本格稼働。7月1日に現地で協定書の調印式を実施予定。
2015.09.29 10月16日、宮城県南三陸町にて、アミタのバイオガス施設「南三陸BIO」が開所します。同日、同施設で竣工式典を開催!
2016.07.12 アミタ(株)のバイオガス施設「南三陸BIO」が南三陸町の生ごみに関する一般廃棄物処理業許可を新たに取得。町内ホテル・飲食店等の生ごみの資源化が可能に。
2016.10.25  アミタ(株)のバイオガス施設「南三陸BIO」、開設1年で見学者1,000人突破!地域内資源循環や官民連携モデルを学ぶ場として、地域内外から多くの人が訪れています。

【本件に関するお問い合わせ】
アミタホールディングス株式会社 未来デザイングループ 共感クリエーションチーム 担当:山田・藤本
メール :
press@amita-net.co.jp  URL http://www.amita-hd.co.jp/