アミタホールディングス、Web3関連技術を用いてトークンエコノミーの設計・開発を行う 子会社「AMIDAO株式会社」を1月5日に新たに設立
アミタホールディングス株式会社は2023年1月5日、100%子会社となる「AMIDAO(アミダオ)株式会社(以下、AMIDAO)」を設立しました。AMIDAOは、主にトークンエコノミー※1の設計・開発サービスを企業や自治体に提供すると共に、DAO(ダオ)※2と呼ばれる自立分散型組織での運営を目指します。
アミタグループは、2022年11月に「ひと・自然・もの・情報のすべてがつながるエコシステム社会構想2030」を発表しています。AMIDAOは、本構想を実現するために必要不可欠な領域であるブロックチェーン技術やトークンエコノミーの仕組みを用いて、「豊かな関係性」を増幅させ、顧客と共に社会イノベーションを目指します。
(AMIDAO株式会社の設立の決議は、2022年11月25日に開示済みです。当開示はこちら)
※1:暗号資産などのトークンによる新しい経済圏。特定の範囲や対象のみで使用可能なトークンを介して独自の経済圏を構築することで、トークン配布者が意図した経済活動の推進が期待できる。
※2:ブロックチェーン上で管理・運営される組織形態。中央集権的な権力を持つリーダーを持たず参加するすべての人がオーナシップを図り、目的に向けて貢献することで運営していく新しい形の組織。
1. 設立背景
2022年はWeb3元年とも言われ、国内外で「分散型のインターネット」と呼ばれるWeb3の動きが加速しました。これまでWebプラットフォームを介して行われていた情報収集や情報発信、商取引等が、管理者が存在しない状況でも、ブロックチェーン技術を活用してユーザー同士でのデータ管理、個人間でのコンテンツの提供、デジタルデータの販売、送金などが可能になりました。現在、これらの特性を活かして独自のトークン※3 を発行し、独自の経済圏やコミュニティ(トークンエコノミー)を形成する動きが国内で見られます。
そして同じく2022年、当社グループは、2030年ビジョンである「エコシステム社会構想2030」を発表しました。エコシステム社会とは、自然界における生態系に倣った社会の在り方です。気候変動や資源枯渇といった環境制約が年々厳しくなり、さらに精神的飢餓ともいえる孤独問題が広がる現代社会において、ポストSDGsの答えは「エコシステム社会の構築」であると、我々は確信しています。エコシステム社会には、社会課題の解決と当事者意識・コミュニティ醸成を同時獲得する必要があり、Web3 関連技術の活用が有効です。AMIDAOは、Web3関連技術を応用して、上記に資するトークンエコノミーの設計・開発を行います。
また、複雑化する事業環境の変化に対応し、価値を創出し続けるには、同じ価値観・ビジョンを持つクリエイティブ人財や基盤・アプリ開発等のデジタル人財等が必要となります。AMIDAOは、良質な人財・経営資源等が集まり、共創するメカニズムとして、プロジェクト毎に自立分散的な共創の場を創出するDAOと呼ばれる組織形態での運用を目指します。
※3:ブロックチェーンを用いて発行された暗号資産全般のことを指す。また、広義では、何か価値あるものと交換できる引換券のことで、私たちが普段生活の中でよく利用するポイントサービスもトークンの一種。
2. 事業概要および事業の特徴
主な事業内容は、エコシステム社会の実現に向けたトークンの設計・開発です。
特徴は、以下の2点です。
1)地域コミュニティやオフィスビル、商業施設等を対象に、利用者に対し、資源の分別や有効活用、その他社会的行動に応じたトークンを還元する仕組みの構築。トークンの還元によって、利用者の能動的な脱炭素やサーキュラーエコノミー等への取り組みを推進。
2)人の集まる場所に、独自のプレイスプライドトークン※4を実装することで、その場所への愛着の醸成や利用者の主体的な場の活用を促す。コミュニティ運営者やオフィスビル、商業施設のオーナーにとっては、利用者の利用頻度の向上、滞在時間の向上、テナントの入居率向上、施設の管理コストの削減等といった効果が期待できる。利用者には、自宅や職場以外に、豊かな関係性や社会とのつながりを実感できる居心地の良い居場所を確保できるメリットがある。
※4プレイスプライドトークン:その「場」への誇りや愛着の醸成を施設利用者の社会的行動とその行動への還元によってトークンを用いて可視化すること初期のビジネスモデルとしては、コミュニティ運営者やビル・施設のオーナーからのトークン設計および利用費用を収入源とする予定です。
3. AMIDAO株式会社の概要
名称 |
AMIDAO株式会社(アミダオ)/AMIDAO CORPORATION |
本店所在地 | 京都市中京区烏丸通押小路上ル秋野々町 535 番地 |
代表者 | 代表取締役社長兼 CEO(Co-Ecosystem Organizer) 熊野英介 取締役兼 CDO(Co-DAO Optimizer) 林篤志 取締役 岡田健一 |
資本金 | 1,000 万円 |
設立年月日 | 2023年1月5日 |
Webサイト | https://amidao.net |
<初年度目標>
・トークン開発案件を2件受注
・目標売上60,000千円の売上
<社名の由来>
社名「AMIDAO」は、室町時代の「阿弥衆」に由来しています。阿弥衆は、室町時代に立場に囚われず理想社会を創るために集団化し、室町文化の担い手として全国に散っていき、社会改革に大きく貢献した人々のことです。AMIDAOはこの文化に倣って、阿弥衆の阿弥とDAO(自立分散型組織)を掛け合わせ、新しい時代をつくる駆動力が集う場所(現代版阿弥衆)を目指します。
<広報・取材に関するお問い合わせ先>
アミタホールディングス株式会社
広報 担当:古城、駒井
TEL:075-277-0795 / メール:press@amita-net.co.jp
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