(株)アミタ持続可能経済研究所、「アジア太平洋島嶼国における再生可能エネルギー導入支援研修」(環境省・国際再生可能エネルギー機関共催)にてパラオ共和国における取り組み事例を紹介
株式会社アミタ持続可能経済研究所(以下、アミタ持続研)は、環境省と国際再生可能エネルギー機関(以下、IRENA)が共催した「アジア太平洋島嶼国における再生可能エネルギー導入支援研修」(以下、本研修)にて、パラオ共和国における包括的資源循環の取り組みを講義しました。
本研修の概要
本研修は、再生可能エネルギー導入促進によりアジア太平洋の島嶼国における電力供給の安定化と低炭素化を実現することを目指し、再生可能エネルギーの導入・普及に係るアジア太平洋の島嶼国の行政官の能力構築を目的として、2016年2月8日~12日に開催されました。
(写真は研修の様子)
アミタ持続研が講師をつとめた講義の概要
アミタ持続研は環境省の委託事業を活用して、2013年よりパラオで島まるごと資源循環モデル事業の実現に向けた事業可能性調査を実施しています。本調査ではごみの分別・回収の実証実験や組成調査、埋立処分場への搬入量調査、簡易バイオガスプラントのデモ見学会などを実施し、事業スキーム・計画の検討とともに現地政府や関係機関との合意形成を進めてきました。
本講義では、プロジェクトの背景・概要に加え、これまでの成果や課題、解決に向けた検討案などについて解説しました。質疑応答では「回収する廃棄物の質と量をどう確保するのか?」「もっと小さいスケールでも成立するか?」などの質問も出され、多面的ベネフィットを伴う再生可能エネルギー導入のケーススタディとして理解を深めました。
開催日時 | 2016年2月9日 11:00~12:00 |
講義内容 | 「パラオにおける包括的資源循環システムの構築」 |
講師 | アミタ持続研 事業開発グループ 事業開発チーム タスクリーダー 須永裕之 |
会場 | 都市センターホテル |
主催 | 環境省、IRENA |
参加者 | アジア太平洋島嶼国の行政官10名、 IRENA事務局3名、 研修講師(環境省、経済産業省、 国際協力機構、緑の気候基金 等)9名、 関係者・事務局等16名 計38名. |
参考情報
環境省プレスリリース:https://www.env.go.jp/press/102131.html
IRENA (国際再生可能エネルギー機関)の概要
2011年に発足した、再生可能エネルギーの普及・促進を目的とした国際機関。日本は設立当初より理事国に選出され、特に再生可能エネルギーの開発途上国における展開を支援している。現在145ヶ国が加盟し、本部をアブダビ(アラブ首長国連邦)に置く。
IRENA HP:http://www.irena.org/menu/index.aspx?mnu=Pri&PriMenuID=13
関連リリース
- COP20日本パビリオンにてパラオにおける包括的資源循環システム構築に向けた取り組み報告
- インドネシア・ベトナム・パラオでの「平成26年度アジアの低炭素社会実現のためのJCM大規模案件形成可能性調査事業」受託
- マレーシア・ベトナム・パラオでの「平成27年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務」受託
アミタグループの提供サービス
アミタグループは1977年の創立以来「持続可能社会の実現」をミッションに、環境戦略デザイン事業と地域デザイン事業を行っています。環境戦略デザイン事業では1,000社を超える企業にコンプライアンス対策、社員教育、IT化などの環境業務効率化支援、環境認証審査を実施。地域デザイン事業では宮城県南三陸町、パラオ、ベトナムなどの地域で、包括的資源循環システムの構築による自立的な地域作りを支援しています。
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