いのちをコストにしない「エコシステム社会」の実現に向け「AMITA信頼5原則」を策定
アミタグループ(以下アミタ)はこのたび、経営者および全社員が順守すべき「AMITA信頼5原則」を策定しました。本原則は「すべての生命の尊厳」が守られる持続可能な社会の実現を目指すアミタが、社会との信頼の契約として定めるものです。
アミタは、生命の尊厳があまりにも軽く扱われる近代の誤作動を正すために我々はどうあるべきか?を常に思考し、行動し、いのちをコストにしない未来デザインを成し遂げることを約束します。
近代の誤作動
度重なる自然災害や止まらない物価上昇、国家間紛争の勃発など、国内外で社会の不安定さが急速に増しています。
日本では、2024年1月1日発生の能登半島地震で240名以上が亡くなり、未だ行方不明の方も多くいらっしゃいます。また、厚生労働省は1月26日、2023年の自殺者数を2万1,818人と発表しました。2020年以降、自殺者数が高止まりする中で、物質的に豊かとされる日本における社会的な孤独や精神的飢餓・貧困の深刻化が懸念されています。
世界でも、長期化するロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ情勢の悪化による市民および兵士・戦闘員の死者数は、発表されているだけで25万人を超えています。国家間・民族間の分断や敵意が高まる中、国際機関「世界経済フォーラム」は2024年のダボス会議のテーマに「信頼の再構築」を掲げ、分断が進む世界に対して警鐘を鳴らしました。
自然災害や精神的飢餓、紛争などによって多くの生命が失われる状況の多くは「運がわるかった」「かわいそう」という傍観的な言葉で片づけられ、あるいは「国/自治体が悪い」「周囲の人が気づいてあげれば」「自分で選んだこと」などの責任転嫁や自己責任論によって風化していきます。社会全体に不安が蔓延し、個々人が自己保身に陥る今、我々は根底から世のありようを変える社会変革を自らの手で起こさなければなりません。
アミタが目指す未来デザインと「AMITA信頼5原則」
アミタはこのような社会の誤作動を正し、人類の恒久的平和と根源的な社会課題の解決を本気で目指す企業です。
そのヒントは世界の成り立ちの原理原則、すなわちエコシステム(生態系)の中にあります。すべてがすべてとつながり影響しあい、変化し続けながら全体として安定を保つ生態系のあり方に倣った社会デザインで、人々の互助共助の仕組みと無駄を生まない循環設計を構築します。市民の暮らしやあらゆる企業活動・経済活動を、「関係性」を最大の価値としてリデザインすることで、孤独の追放と自然資本の持続的な利用を実現することが我々のミッションです。
2024年2月22日には、エコシステム社会構想の具現化に向けた革新的なまちづくりの設計として「Co-Creation City(コ・クリエーションシティ)構想」を発表しました。
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市民・自治体・企業との三位一体で関係性と循環による社会基盤を構築するとともに、「必ずや2030年にエコシステム社会を実現する」という決意と意志を込め「AMITA 信頼5原則」を定めました。
AMITA信頼5原則
- AMITAは、Our Missionを守る
Our Missionで我々は、生命はコストではなく価値を創るための資本であることを宣言しています。- AMITAは、いかなる時も独立性を保持する
我々はOur Missionの権威を守り、特定の利害、グループ、または派閥の手に渡らないことで、どのような権力にも決して屈しません。- AMITAは、社会にとって良き市民の集合体になり「カラーズ精神」を具現化する
我々は2022年、株主・顧客・取引先・従業員・地域社会等を含む全てのステークホルダーの利益の総和を追求することを取締役の義務として定款に定めました。
またアミタの従業員は、個々人の弱みをシェアし強みを活かしあいながら、同じミッションに向けて大きな一つの個性を発揮する「カラーズ精神」をもって持続可能な未来デザインに挑戦し続けます。- AMITAは、「みんな主役でみんな脇役」のエコシステム社会の構築を推進する
我々一人ひとりは微力ですが、無力ではありません。夢を同じくするものが集まり希望を事業化することで、無限の可能性と強さを得、エコシステム社会を実現します。- AMITAは、生命の尊厳を守るために自然資本と人間関係資本の増加に資する事業のみを行う
アミタの存在意義は、生命の尊厳を守ることであり、これに反する事業を行うことは組織の死を意味します。
アミタはこの社会契約に基づき、これからも持続可能な未来づくりに邁進します。
想いを同じくする方々と道行きをご一緒できれば幸いです。
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アミタホールディングス株式会社 広報担当 芝・駒井
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