お知らせ

アミタHD、奈良市月ヶ瀬地域に「MEGURU STATION®」を6箇所オープン！
～奈良市・（一社）Local Coop大和高原と連携し、月ヶ瀬地域の持続可能社会の構築を目指す～

リリース

2024.04.19

4月1日、アミタホールディングス株式会社（以下、アミタ）は奈良市東部の月ヶ瀬地域に、互助共助コミュニティ型の資源回収ステーション「MEGURU STATION®」を6箇所設置しました。この取り組みは、奈良市が推進する「Local Coop大和高原プロジェクト」の一環として実施したもので、アミタはMEGURU STATION®の設備提供や運営サポート等を通じて、同地域における持続可能社会の構築を目指します。

また、2023年に受託した内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）」の研究の一環として、月ヶ瀬地域におけるマテリアルリサイクル率や高品質な再生プラスチック供給量を向上させるサーキュラーモデルの構築に取り組むとともに、事業ビジョン「エコシステム社会構想2030」の実現に向けて、MEGURU STATION®のさらなる設置拡大を推進します。

4月27日、月ヶ瀬ワーケーションルーム「ONOONO（おのおの）」にて、
月ヶ瀬地域におけるMEGURU STATION®等の認知・利用促進を目的とした
『月ヶ瀬フェスティバル』が開催されます。

本イベントにはアミタ代表の熊野も登壇します。
イベントの詳細やご取材申込はこちらをご覧ください。

月ヶ瀬地域でのMEGURU STATION^®展開の背景

月ヶ瀬地域は、奈良市の市街地に比べて、高齢化・人口減少が進行しています。これに伴い、買い物や医療機関、公共交通等の生活関連サービスの縮小・撤退による生活利便性の低下や、住民組織の担い手不足、地域コミュニティの機能低下等が懸念されています。こうした背景から、奈良市は、月ヶ瀬地域における持続可能な地域社会の構築に向けて、「Local Coop大和高原プロジェクト」を推進しています。

本プロジェクトにおいて、上記の地域課題を解決するソリューションの一つとして、アミタが開発・提供するMEGURU STATION®にポテンシャルを感じていただき、今回の設置に至りました。
MEGURU STATION®は、誰もが日常で行う「資源出し」をきっかけに、地域住民の互助共助の関係性の醸成と資源循環の向上を促進します。月ヶ瀬地域では、Local Coop大和高原プロジェクトとして実施される「コミュニティバス運行」や「おたがいマーケット」といった他サービスと連携することで、MEGURU STATION®を地域のインフラ拠点として育成していきます。

アミタは、MEGURU STATION®の設備提供・運営サポート等を通じて、月ヶ瀬地域における資源循環や多世代の社会参加の推進、互助共助の関係性の増幅など、地域コミュニティの基盤構築に取り組みます。

月ヶ瀬地域内のMEGURU STATION®設置場所・回収資源等について

設置場所は、月ヶ瀬ワーケーションルーム「ONOONO」が設置されている尾山地区を含む6箇所です。尾山地区には、小型バイオ装置「MEGURU-BIO（めぐるビオ）」を設置し、生ごみの資源化に取り組むとともに、生成されたガスと液体肥料は住民の皆様に自由に利用いただき、住民同士の交流の仕掛けに活用します。また、月ヶ瀬地域のMEGURU STATION^®を、2023年にアミタが内閣府から受託した「戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）第３期課題『サーキュラーエコノミーシステムの構築』」における「自治体協力回収プラスチックの分別・供給システムの確立」の研究フィールドとして位置づけ、使用済みプラスチック資源の分別回収を実施します。

設置場所・回収資源等の詳細

開設日	2024年4月1日
主な利用者	奈良県月ヶ瀬地域にお住まいの方
設置場所	石打地区	奈良県奈良市月ヶ瀬石打2375－2
	尾山地区	奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2350－1
	長引地区	奈良県奈良市月ヶ瀬長引452
	嵩地区	奈良県奈良市月ヶ瀬嵩244
	月瀬地区	奈良県奈良市月ヶ瀬月瀬326
	桃香野地区	奈良県奈良市月ヶ瀬桃香野4742
回収資源	尾山地区	ビン、缶、ペットボトル、紙パック、とうふ容器、冷凍食品トレー、タッパー容器、ゼリー容器、ペットボトルキャップ、ペットボトル以外のプラキャップ、生ごみ
	尾山地区以外	ビン、缶、ペットボトル、紙パック、とうふ容器、ペットボトルキャップ、ペットボトル以外のプラキャップ

「Local Coop大和高原プロジェクト」について

本格的な少子高齢・人口減少社会といった人口動態の変化によって、奈良市においても、地域社会の担い手減少や経済縮小等、様々な社会的・経済的な課題が少なからず生じています。特に人口動態の変化が著しい奈良市東部地域では、公共サービスやインフラの維持など様々な課題を抱えており、このような地域の住民生活及び地域を形成している環境を維持し続けるための対策が必要となっています。

そこで奈良市東部の月ヶ瀬地域では、地域住民の暮らしやすさや幸福度の向上と地域の環境・社会・文化・経済の保護活性化に向けて、住民の"共助"と"自治"による持続可能な地域づくり「Local Coop大和高原プロジェクト」を推進しています。地域住民が人口動態変化によって引き起こされる様々な地域課題を自分ごととして捉えた上で、事業持続性の担保と地域特性に応じた課題解決方法を行政・地域・民間企業等と共創しながら、地域住民自らが意思決定を行う、新しい社会システムの実装を目指します。