アミタグループ、九州を起点にアジアにおける半導体産業のサーキュラーサプライチェーン構築を目指す~福岡県北九州市でシンポジウム【シリコンアイランド九州からのサステナブル宣言】を開催しました~

アミタホールディングス株式会社(以下、アミタHD)は、2024723日(火)に、福岡県北九州市でシンポジウム【シリコンアイランド九州からのサステナブル宣言】を開催しました。九州エリアの企業、団体、自治体を中心に、約120名の方にご参加いただきました。
本シンポジウムでは、半導体産業のサーキュラー化をテーマに、循環モデルの構築に取り組む企業経営者や研究者等による講演やディスカッションが行われ、サーキュラーサプライチェーンの構築に向けた業界全体での連携の重要性が再確認されました。
アミタグループは今後、北九州循環資源製造所のシリコン再資源化事業ならびに九州全域に広がる多様なネットワークを軸に、半導体業界のサーキュラー機能を担い、シリコンアイランド九州を起点とし、アジア全体における同産業のサーキュラーサプライチェーンの構築を目指します。

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1.イベント概要

半導体産業は、長期的に確実に市場が拡大し国策としても重要な産業である一方、他産業と同じく資源枯渇、気候変動、国際情勢の緊迫化といったリスクに直面しています。同産業の今後の持続可能な成長には、環境負荷が低く、調達リスクを低減する、循環型サプライチェーンの構築が必要不可欠です。
本シンポジウムでは、半導体産業の循環化に取り組む先駆者として、インド環境大手Re Sustainability社のエグゼクティブディレクターMasood Mallick氏、シリコンウェーハの製造大手(株)SUMCO取締役専務執行役員の加藤健夫氏、元環境事務次官で現在は日本製鉄(株)の顧問を務める中井徳太郎氏、(一社)サステナブル経営推進機構理事長の石田秀輝氏をお招きし、業界全体の持続可能性向上について、業種業界の垣根を超えた議論を実施しました。またシリコンアイランド九州を代表し、北九州市長の武内和久氏より来賓挨拶をいただきました(※詳細プログラムは関連リリース参照)。

2.シンポジウム報告

シンポジウムでは、半導体産業の動向や、サプライチェーンの不確実性や電力消費といった環境フットプリント等の課題、また持続可能性向上に向けた各社の考えや取り組みなどが発表されました。また、産業のサーキュラー化はカーボンニュートラルやネイチャーポジティブの実現にも寄与すると述べられ、トレードオフを起こさない変革の重要性が語られました。さらに、循環モデルやサーキュラーサプライチェーンの構築に向けては、九州をはじめ地域の特性を活かした価値創出、目的や認識の共有による信頼の醸成、そして信頼に基づく共創の重要性などが再確認されました。アミタHD代表の末次は、このような業界全体での共通概念が「サステナブル宣言」に繋がるのではないかと、鼎談を締めくくりました。

今後の取り組み

九州エリアには現在、日本の半導体企業の3分の1以上にあたる1,000社もの関連企業や産業振興団体が集積し、広範なビジネスエコシステムが形成されています。アミタグループは「シリコンアイランド九州」を起点に、業界全体での協力体制を強化し、日本国内ひいては世界における同産業のサーキュラーサプライチェーンの構築を目指します。
直近では、シンポジウムと同日に北九州循環資源製造所のシリコン再資源化設備の3号機の落成記念式典を行いました。この3号機によるシリコン再資源化事業の強化を軸に、半導体業界におけるサーキュラー機能を担い、九州を中心に同産業のサーキュラーサプライチェーンの構築を牽引していきます(シリコン再資源化設備の増設については関連リリースを参照)。

関連リリース

2022.11.25 アミタ(株)北九州循環資源製造所にシリコン再資源化設備の1機増設を決定
2024.04.15 アミタグループ、DX推進によりシリコンリサイクルの省人運転を開始
2024.07.23 アミタホールディングス(株)、北九州循環資源製造所のシリコン再資源化設備3号機の増設が完了

<広報・取材に関するお問い合わせ>
アミタホールディングス株式会社
広報 担当:駒井、芝
TEL:075-277-0795 / メール:press@amita-net.co.jp

<アミタグループ 事業サイト>

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