アミタ(株)、貝印(株)と共同で使用済み刃物の再資源化プロジェクトを実施

アミタ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡田 健一、以下 アミタ)は、グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO:遠藤浩彰、以下 貝印)と、処分予定の在庫や返品、及びお客様が使用後に回収した包丁やハサミを再資源化する取り組みを実施しました。アミタは、サーキュラーデザイン企業として本プロジェクトに参画し、回収・資源循環スキームの構築に向けたサポート・アドバイスを行いました。

1.本プロジェクトの詳細

従来のリサイクル方法では、金属単体の刃物はスクラップとして引き取られ、再びステンレスや鉄としてリサイクルされますが、包丁などハンドル部分が樹脂の刃物やパッケージに入っている刃物は、埋め立てや焼却されることが多く、資源循環に課題がある状態でした。

これを受け、アミタは貝印、鉄鋼メーカーと共同で、貝印グループの流通センターにて発生した樹脂付きの刃物(返品された商品や廃番品、使用後の業務用包丁の引き取り品など)をステンレスへと再資源化し、再び貝印製品の刃物にする取り組みを始めました。昨年実験を開始し、2024年6月から毎月150kg程度のステンレス刃物鋼を鉄鋼メーカーにて再資源化しています。

今後は貝印にて、工場から排出される樹脂付きのステンレス刃物廃材の再資源化や、店頭等での回収も視野に入れて取り組みが進められます。本プロジェクトにおける今後の取り組みに関する詳細・お問い合わせ先は、貝印の下記プレスリリースをご覧ください。
貝印株式会社リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000602.000025105.html

2. アミタの役割と参画背景

アミタは45年以上にわたり培った、資源循環のノウハウや、全国の企業・自治体等との共創ネットワークを活用し、持続可能社会の実現に向けた社会実証・社会実装に取り組んでいます。資源循環モデルの構想・構築に関する豊富な実績・知見をもとに、本プロジェクトにおいてアミタは、「サーキュラーデザイン企業」として、全体スキーム案の作成、リサイクラー候補の抽出とマッチング、テスト稼働の設計・調整・実行、取引条件の擦り合わせなど、回収・資源循環スキームの構築に向けたサポート・アドバイスを行いました。

循環型社会の実現には、業界や立場を超えた共創・協働が必要不可欠です。加えて、循環に資する新たなビジネスモデルやスキームの設計図を描いて終わらせず、概念実証などを通じて形にするプロセスが重要です。2024年、アミタは「使用済みマヨネーズボトル回収の実証実験」「哺乳器回収リサイクルの実証実験」「店頭回収した冷凍食品包装リサイクルの実証実験」をはじめ、様々な業界との共創を推進しています。

3.アミタグループに関する参考情報

・サステナブル経営への移行支援サービス「Cyano Project(シアノプロジェクト)
・持続可能なまちづくり「Co-Creation City(コ・クリエーションシティ)
・2023年度版 年次報告書「アミタの価値のつくり方

<サーキュラーエコノミー推進支援の詳細>
URL:https://www.amita-net.co.jp/business/circular-economy/

<広報・取材に関するお問い合わせ>
アミタホールディングス株式会社
カンパニーデザイングループ:駒井・山田
TEL:075-277-0795 / メール:press@amita-net.co.jp

<アミタグループ 事業サイト>
URL:https://www.amita-net.co.jp/

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