アミタHD、「第21回LCA日本フォーラム表彰」で奨励賞を受賞
~MEGURU STATION®を軸にした、ひと・自然・もの・情報・気持ちの循環プラットフォームが評価~
アミタホールディングス株式会社(代表取締役会長 兼 CVO:熊野英介、代表取締役社長 兼 CIOO:末次貴英 以下、アミタHD)は、互助共助コミュニティ型資源回収ステーション「MEGURU STATION®」を軸に、官民連携で産業と暮らしの好循環を創出するためのプラットフォーム構築に取り組んでいます。このたび「第21回LCA日本フォーラム表彰*」において、本取組を通じた「MEGURU STATION®」の利用による健康効果や、住民による資源の持ち込みによるCO2削減効果等が評価され「奨励賞」を受賞しました。
* LCA日本フォーラム:LCA(Life Cycle Assessment:ライフサイクルアセスメント)は、商品やサービスの資源の採取から製造、使用、廃棄、輸送等すべての段階を通して、あらゆる環境影響を定量的に評価する手法。LCA日本フォーラム表彰は、LCAの実施に取り組む、もしくは積極的に活用する企業を表彰する制度。
受賞背景
アミタグループは、地域の身近な拠点で住民が資源(ごみ)を持ち寄り分別することをきっかけに、互助共助のコミュニティを育む、「MEGURU STATION®」を日本全国5地域16か所に展開し、普及を進めています。これは、自治体の環境課題や人口減少、少子高齢化、社会保障費の増大、雇用縮小等の課題を統合的に解決する拠点です。また「MEGURU STATION®」から回収された資源を加工し、再生資源として企業等に安定供給する「MEGURU FACTORIES」の開発も進め、ひと・自然・もの・情報・気持ちのすべてが循環し、産業と暮らしの全体最適を生み出す「MEGURU PLATFORM」の構築に官民連携で取り組んでいます。
これまで実施してきた実証実験で、「MEGURU STATION®」の利用者の健康意識と幸福感の増進や、累積介護費用抑制の効果、プラスチック製容器包装の分別によるCO2削減効果等について検証を行い、有意な結果が得られたことが今回の受賞につながっています。
受賞理由
LCA日本フォーラムから本取組において、下記の点が評価されました。
- 積極的な官民連携によるサーキュラーエコノミーの構築を実践している点
- 官民連携による社会システムの整備により、今後の資源循環に向けた整理が行われている点
- 資源回収に伴う環境負荷削減効果に加え、「MEGURU STATION®」の利用を通じて健康への意識や幸福感が有意に増加し、累積介護費用の抑制に貢献する等定量的な具体効果が示めされている点
- 互助共助を通じた地域コミュニティの強化によりWell-being向上へ貢献している点
これらは、アミタグループが45年以上にわたり培ってきた資源循環のノウハウや、全国の企業・自治体等との共創ネットワークによって実現しています。
MEGURU STATION®およびMEGURU PLATFORMの今後の展開
アミタグループは、自然生態系の「すべてがすべてとつながり影響しあい、変化し続けながら全体として最適な状態を維持する」という特徴に倣った持続可能な循環型の「エコシステム社会」の実現をミッションに掲げています。理想社会の実現に向けて、今後も自治体や企業等と積極的に連携し「MEGURU STATION®」のさらなる展開と、社会インフラとしての「MEGURU PLATFORM」の構築を目指します。
具体的には、アミタHDが発起参画する地方自治体と企業の連携を中核とするイノベーションプラットフォーム「一般社団法人エコシステム社会機構(ESA)」での活動や、内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」での自治体の協力による回収プラスチックの分別・供給システムの確立に向けた研究を通して、産業と暮らしのサーキュラーデザインを加速させていきます。
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