アミタ環境認証研究所は、平成26年度JICA課題別研修「認証制度やブランド化を通じた森林資源の総合利用による地域振興」コースで講師をつとめました。
アミタグループの事業会社である(株)アミタ環境認証研究所(以下AIEC)は、独立行政法人国際協力機構(以下JICA)北海道国際センターが実施する「認証制度やブランド化を通じた森林資源の総合利用による地域振興」コース(以下本コース)に協力し、2014年10月29日(水)と11月6日(木)に、JICA東京国際センター(東京都渋谷区)で5ヵ国8名の研修生に対し、FSC(R)森林認証制度に関する説明を実施しました。
「認証制度やブランド化を通じた森林資源の総合利用による地域振興」コースとAIEC実施研修概要
日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っているJICAでは、過去に海外で実施した住民参加型森林経営プロジェクトで、国際的な認証を取得することで生産物に付加価値をつけ、住民の生計向上に寄与した実績があります。本コースはその実績を基に構成されており、現地で森林資源を活用した地域振興を実施できるような、海外新興国における中核人材の能力強化を目的としています。プログラムには、地域振興手法の一つとして、国際的な認証制度等を活用して地域をブランド化する講座が設けられています。(写真は研修生と講師山野下※中央)
AIEC(当時アミタ株式会社)は、1999年からFSC(R)森林認証の審査機関として審査事業を実施しており、現在日本国内の認証林面積の71%(2013年12月末時点)を、AIECが審査しています。このたび、AIEC はFSC(R)森林認証における長年の実績を信頼され、JICAからFSC森林認証制度の講師として打診をいただき、2日間の研修を実施しました。研修生の中からは、「AIECの講義が最も有意義な情報提供だった」という声もいただきました。
AIECは、これらの研修を通じて、国内外に対する環境認証制度に関連する情報を提供するとともに、環境認証材の付加価値が世の中に少しでも伝わるよう努めてまいります。
日時 | 2014年10月29日(水)、11月6日(木) 9:30~12:00 |
場所 | JICA東京国際センター 東京都渋谷区西原2丁目49−5 |
主催 | JICA北海道 |
研修実施業務受託機関 | 公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター(HIECC) |
研修参加国 | ラオス エチオピア ガボン マラウィ フィジー |
AIECが担当した研修概要 | FSC(R)森林認証制度について |
JICA(独立行政法人 国際協力機構 Japan International Cooperation Agency)の概要
JICAは、前身の国際協力事業団(1974年設立)を引き継いだ団体で、2003年(平成15年)に設立され、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。「すべての人々が恩恵を受けるダイナミックな開発」というビジョンを掲げ、多様な援助手法のうち最適な手法を使い、地域別・国別アプローチと課題別アプローチを組み合わせて、開発途上国が抱える課題解決を支援する団体です。
FSC®(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)
FSC(R)は、1993年に誕生した非営利組織です。FSC(R)では「森が適切に管理されているか」を、認証制度によって厳しくチェックし、保護しようとしています。そのために、第三者機関が国際的に統一された基準にそって、審査・認証しています。FSC(R)森林認証を受けた森に由来する製品には、独自のロゴマークがつけられます。このロゴマークのついた製品を利用することで、地球環境や生物多様性、地域社会を守ることが出来ます。(写真はFSC(R)認証製品)
FSC森林認証について: http://www.aiec-net.co.jp/fsc/about.html
関連ページ
情報資源事業:http://www.amita-hd.co.jp/vision/group/information.html
AIEC Webサイト:http://www.aiec-net.co.jp/
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