(株)アミタ持続可能経済研究所、神津島の漁業をPRする特派員を募集! 漁師の仕事を体験し、PR する研修会を実施(11/5・6 鮮魚販売サポート11/8?11 現地訪問ツアー)
(株)アミタ持続可能経済研究所は、東京の離島・神津島の魚や漁業の魅力をPRする「特派員」を募集し、2011年11月5日(土)~11日(金)にかけて、漁師の鮮魚販売サポートや現地訪問ツアーを通じて神津島の魅力をレポートする研修会を実施します。
■ 沿岸漁業における現状
豊かな海に囲まれた日本では、古くから沿岸漁業が営まれ、四季折々の多彩な魚で旬を楽しむ魚食文化を形づくってきました。しかしながら今、離島を中心に沿岸漁業は少しずつ活気を失いつつあります。
水産資源調達のグローバル化が進むなか、現在の市場で取り扱われる水産物には、主に大型漁法が得意とする規格追求型の流通が求められます。一方で、少量多品目型の沿岸漁業では、現在の流通体制にその多様性が活かされない現状にあります。その結果、沿岸漁業は市場競争のなかで営みの活気が損なわれ、漁業従事者も減少の一途を辿っています。
沿岸漁業の維持とこれからの発展を目指していくためには、少量多品目型という特徴を活かしながら持続可能な経済性を確保し、確かな事業基盤を漁業の後継者へと継承していくことが何よりも求められています。

■ 神津島の取り組み
伊豆七島の一つである神津島は、沿岸漁業において同様の課題を抱えています。そこで、島の主要産業として漁業を営む神津島漁業協同組合(所在地:東京都神津島村|以下、神津島漁協)は、規格追求型の現在の流通体制とは一線を画した新たな取り組みとして、神津島漁師による飲食店との直接取引と、島の水産物や漁業に関する一般消費者への情報提供を始めました。 規格追求型流通に代表される量販式サービスにおいては、少量多品目型という多様性を受け入れられる柔軟性に欠けます。一方で飲食店との直接取引では、量が安定しないことや市場で価値が付かないために未利用魚とされていた珍しい魚も、顧客に喜ばれる価値ある魚として受け入れられ、漁師にとっては収益源の一つになります。
また、売値を相対で決められることで魚価に産地の意思が反映され、漁師の収入の向上を狙うことが可能になります。飲食店にとっても既存流通よりも早く仕入れられ、魚の特徴に合わせて最適なタイミングで顧客に料理を提供できるというメリットがあります。
さらに、神津島漁協は2011年9月からホームページ『島結び』(http://jf-kouzushima.jp/)を開設し、神津島の魚を食べられる飲食店(場所)と日時、また島の漁師の仕事・漁法などの神津島の魚に関連する情報を発信することで、一般消費者の島への関心や水産物の需要喚起に取り組んでいます。
(株)アミタ持続可能経済研究所(以下、アミタ持続研)は、離島における漁業支援や、地域の活性化支援で培った経験をもとに、神津島漁協が実施する漁業活性化に向けた新たな取り組みを支援しています。尚、本取り組みは東京都の委託を受けて実施しております。
■ 研修会の目的
このたび、アミタ持続研では神津島漁協と共に、神津島の漁業や島で捕れる魚に対する一般消費者の興味・関心や理解の向上を目的として、神津島の漁業を広くPRする特派員を募集します。特派員は、神津島の魚を味わい、神津島で営まれる漁業の意義や魅力を体感する現地研修会への参加を通して、神津島の漁業や水産物をPRする一役を担います。
■ 研修会概要
- 2011年11月5日(土)・6日(日):『すみだ青空市ヤッチャバ』にて漁師実演の鮮魚販売サポート
東京都墨田区内各所で開かれる物産イベント『すみだ青空市ヤッチャバ』にて神津島の漁師たちが出店します。特派員は、漁師実演による鮮魚販売のサポートを通し、神津島の魚の魅力を探ります。 - 2011年11月8日(火)~11日(金):神津島の漁業を体験する現地訪問ツアー
特派員は、神津島で開催する現地訪問ツアーに参加し、漁業レクチャーや一本釣り漁の体験漁業、漁師たちとの現地交流会を通して、神津島の漁業を五感で体感し、その魅力を特派員の視点から発掘します。 - 2011年11月30日(水):特派員による神津島レポートの発表
特派員は、神津島漁協ホームページ『島結び』をはじめ各種メディアを通じて、神津島の漁業体験レポートを発表します。
■ 募集要項
募集人員: | 3名 |
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応募条件: | 上記に挙げた全日程に参加できる方のうち、下記条件に1つ以上該当する方
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応募方法: | 神津島漁協ホームページ『島結び』内のエントリーフォーム (http://jf-kouzushima.jp/shugyou/)にて応募 |
応募締切: | 2011年10月21日(金)午前10時 ※書類選考通過者より随時面談を行い、適任者が見つかり次第締切とさせていただきますので、お早目のご応募をお願いいたします。 |
費用: |
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■ 本事業に関するお問い合わせ
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E-mail:info@aise.jp
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