アミタ(株)、パタゴニア日本支社の「廃サーフボード」「廃ウェットスーツ」 を100%再資源化するリサイクルサービスを開始!
アミタ(株)は、パタゴニア日本支社(本社:米国カリフォルニア州ベンチュラ、日本支社:神奈川県鎌倉市 支社長:辻井隆行)が2011年6月11日(土)に新たにオープンする直営店「パタゴニア サーフ千葉」において修理不可能となったサーフボードとウェットスーツを回収し、アミタの再資源化工場でセメント原燃料に100%再資源化する、リサイクルサービスの提供を開始しました。
■再資源化の背景とスキーム
Patagonia,Inc.(以下パタゴニア)は、環境活動の一環として、耐久性に優れ長期使用出来る製品の開発や製品のリサイクルに力を入れています。これまで、再資源化されていなかったサーフボード、ウェットスーツについても、回収してリサイクルする手法を探していました。
そこで、このたびアミタ(株)(以下アミタ)は、これらの発生品(廃棄物)を、「茨城循環資源製造所」(茨城県筑西市)において、細かく破砕し、他の原料となる発生品と混合することで、セメント原燃料に100%再資源化するリサイクルサービスの提供を開始しました。
パタゴニアでは、サーフボード・ウェットスーツの原料に、セメント製造の忌避物質であるポリ塩化ビニルを用いていません。そのため、アミタ独自の「調合技術」により、火も水も特殊な薬品も用いず、安全・安定・安価にセメント原燃料へ再資源化することが可能となりました。
このような廃サーフボード、廃ウェットスーツの100%再資源化は日本初の試みです。
■「パタゴニア サーフ千葉」の環境へのこだわり
新店舗の「パタゴニア サーフ千葉」は、太陽熱利用給湯システム、太陽光発電システムの設置、森林認証材、LED電球の利用等、「出来る限り環境に配慮する」ことを目指したショップです。
今回、アミタが提供するリサイクルサービスもその一環であり、ショップを利用するお客様自らが参加可能な環境への取組みとして、店内で紹介されます。
さらに、パタゴニア日本支社では、本ストアの進出により、周辺に位置する多くのサーフショップ様にも同様のリサイクル活動を啓蒙、普及し、地域の環境取組みの広がりに貢献したいとの想いがあります。
■アミタの機能破壊と廃製品の再資源化サービス
アミタの茨城循環資源製造所は、2010年5月に破砕機を導入し、企業から出る廃製品、廃販促品等の機能破壊サービス(企業ロゴの入った廃棄物や消費期限の切れた廃棄製品など、横流しリスクのある廃棄物を破砕などによって使用できない状態にすること)を行っています。破砕された発生品(廃棄物)は、100%再資源化し、資源として社会に戻しています。
本サービスは、再資源化しやすい製品の開発、不法投棄の防止、廃棄品の横流れ阻止といった社会的責任を負う企業のニーズに応えたリサイクルサービスであり、耐久年数を超えたキャラクター製品、廃化粧品、廃シャンプーなど様々な発生品の受入れを実施しています。
アミタグループは、今後も市場のニーズと社会的課題を解決するサービスを開発、提供していきます。
アミタグループとパタゴニアのショートストーリーはこちら。
2014年8月追記:京町家をリニューアルした風伝館にて、展示をご覧いただけます。
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