日本初!アミタ(株)がFSC®プロジェクト認証審査を実施した新築戸建住宅が、11月に認証取得しました。宮城県南三陸産等のFSC®森林認証木材を使用。

アミタホールディングス株式会社の事業会社であるアミタ株式会社(以下、アミタ)は、新築戸建住宅「物語のある家」に対してFSC®プロジェクト認証審査を実施し、2017年11月10日(金)に認証が発行されました。新築戸建住宅でのFSC®プロジェクト認証取得は日本初です。(FSC®N001887)

新築戸建住宅「物語のある家」について

171120_fsc_release.png新築戸建住宅「物語のある家」は、環境コミュニケーションのプロボノ団体である一般社団法人CEPAジャパン代表川廷昌弘氏の個人住宅です。川廷氏は、安価な外国産材の流入による国産材の価格低下、それによる林業に担い手の減少や国内の森林の荒廃を危惧し、適切な森林管理が行われているFSC®認証の森林の木材利用を促すため、自らが住まう個人住宅の建設に国内産のFSC®認証の木材を積極的に取り入れました。

今回の住宅はFSC®プロジェクト認証の部分認証で日本初の取得事例です。木材には、川廷氏が復興支援から関わっている宮城県の「南三陸杉」、山梨県のカラマツの森林の認証材を使用しています。また、今回の認証対象以外の部分でも、三重県速水林業の尾鷲(おわせ)ヒノキ等、すべて産地証明などを取り寄せた国産材で、どの地域で育まれた木材かを把握できるようになっています。

森林保全の観点から材木の調達ルートにこだわった個人住宅の建設は、今後の日本国内における住宅の在り方を考える先進事例として注目されています。
(写真は南三陸杉でできた外壁)

<今回のプロジェクト認証対象に使用したFSC認証木材の内訳>

内訳 木材の種類 FSC®認証林の産地 FSC®認証取得者
外壁・内壁・天井・床・階段・本棚 スギ 宮城県本吉郡南三陸町 南三陸森林管理協議会
カウンター カラマツ 山梨県 山梨県、㈱ティ・エス・シー

※南三陸森林管理協議会、山梨県のFSC®森林認証はアミタが認証審査したものです。

FSC®プロジェクト認証について

FSC®プロジェクト認証は、適切に管理された森林を認証する「FSC®森林認証」の一部で、FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)が認証した木材等を使用した「プロジェクト(建物や製品など)」を認証する制度です。森林減少・劣化の問題解決に寄与するしくみとして世界的に広がっており、幅広い建造物への適用が期待されています。全体認証と部分認証の2種類があり、全体認証は、プロジェクト全体の木質原材料の費用または材積の50%以上がFSC®認証材またはポストコンシューマー回収原材料であることに対する認証、部分認証は対象部分が100%FSC®認証材であることを証明する認証です。

FSC®プロジェクト認証の世界の取得件数は125件、日本は20件。
その内アミタは17件を審査しています。

FSC®プロジェクト認証の詳細

関連情報

アミタグループについて

1977年の創立以来「持続可能社会の実現」をミッションに事業を行っており、現在環境戦略デザイン事業と地域デザイン事業の2つの事業を行っています。1999年に日本で初のFSC®森林認証審査会社として環境認証審査サービスを開始し、2006年にはMSC COC認証審査サービスを開始しました。そして、2010年にMSC COC認証機関として、2012年にはASC COC認証機関としてそれぞれアジアで初めて認定されました。また、2016年には、日本初のASC養殖場認証の認証機関として認められています。

【アミタホールディングス(株):資本金474,920,000円(東証JASDAQ市場上場:2195)】

【広報・取材に関するお問合せは以下へお願いいたします。】
 アミタホールディングス株式会社 経営戦略グループ 共感資本チーム 担当:井口・藤本
 電話:075-277-0795(直通)/ メール:press@amita-net.co.jp
 ファックス:075-255-4527 / URL:http://www.amita-hd.co.jp/

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